VOL.11 「好きな気持ちを形にして続ける」 はんなり凛音

このカテゴリーでは、自分らしくイキイキと輝く女性たちに、「10年前の私に伝えたいこと」「10年後の私から現在の私へのメッセージ」というテーマでゲスト寄稿していただきます。第11回は福岡県在住のガラス小物作家、 はんなり凛音さん。本業は動物病院に勤務する獣医師で、中学3年生と小学5年生の二人の男の子の母親。多彩な才能を持つクリエイターです。

「好きな気持ちを形にして続ける」 はんなり凛音(福岡県在住・53歳)

7年前から本業の獣医師のかたわらガラス小物作家として活動しています。ステンドグラスのガラスでアクセサリー、ブローチ、小物、オブジェなどを作っています。

陶芸家の祖父母、手先が器用で何でも工作する父、趣味の日本画で日展に出品していた母のもとで育った私は、幼少期からものづくりに興味がありました。特に、版画、彫刻、粘土、針金工作を作る楽しさに熱中していました。

ガラス小物作家になったきっかけは、2012年に新築のマイホームにステンドグラスを取り入れたいと思い、ステンドグラス教室に通い、半年かけてドアに飾るステンドグラスパネルを制作したことです。 その後、育児の合間を縫ってガラス小物を作り始め、自分用に作成したキャンドルホルダーのSNS投稿から初めての受注を受けました。

そのうち趣味が高じてマルシェに参加したり、ワークショップを開催するようになりました。2019年からは吉祥寺アートプロジェクトのチームに所属し、東京のギャラリーで展示販売会に参加しています。

好きな気持ちを形にして続ける

信条は「好きな気持ちを形にして続ける」

興味のあることに対して細々でも継続していくことを大切にしています。

ガラス小物作家、獣医師、男子2人の母、グレイヘア、着物・・・一つひとつは決して秀でているわけではないのですが、どの自分も好きで、楽しんで生きている!という充実感があります。

10年前の私に伝えたいこと

5歳と1歳の子供を抱え、子育てとフルタイムの仕事をよく頑張っていたな、と思います。自分のための時間はほとんど取れず、好きなこともなかなかできませんでした。当時、行政のファミリーサポート(子供一時預かり)の事業があることを知り、夜に行われる仕事の会合に子どもを預けて出席していましたが、幼い子どもを預ける事には少なからず罪悪感があったため、仕事以外でのサポートは受けていませんでした。

今振り返ると、自分のメンテナンスや、ゆっくりランチを楽しんだり、趣味の時間などにも活用すればよかったと思います。自分を癒し、充足する時間を確保することは、決してわがままではなく、むしろ心身ともに健康でいるために大切なことだったと、過去の自分に伝えたいです。

10年後の私から現在の私へのメッセージ

やっと子育てにも終わりが見えてきて、次のステージを目指して準備を進めているあなた。いつからでもワクワクすることを大切に追求し続ければ、きっと形になっていくはずです。自分を信じて、突き進んでくださいね!

昨年10月「グレイヘアフェス2023 in FUKUOKA」のモデルとしてランウェイを歩きました。

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