VO.10【色んな「包む」を提案する】岡田淑枝

このカテゴリーでは、自分らしくイキイキと輝く女性達に「10年前の私に伝えたいこと」「10年後の私から現在の私へのメッセージ」というテーマでゲスト寄稿していただきます。第10回は兵庫県在住の岡田淑枝さん。神戸の有名ベーカリーのレジ袋など、みなさんがよく知るお店の袋を手掛ける 株式会社アダチ 代表取締役社長です。

【色んな「包む」を提案する】岡田淑枝(兵庫県在住・62歳)

スーパーで見かけるお肉や魚のトレー、ラップ、各自治体指定のゴミ袋など、「梱包資材」の製造・販売・配送を行う会社の代表をしています。また、創業から72年間「包む」に携わってきたノウハウを活かし、プレゼント包装やラッピングの提案も行っています。昨年11月には、新事業としてネイルシールの販売をECサイトにてスタートしました。

色んな「包む」を提案する

OLを経て、30歳で父が創業した会社に入社。2代目の兄のもと、二人の子育てをしながら、事務職をしていました。

私が入社した頃の従業員は5名で、阪神淡路大震災後の復興とともに事業を拡張した取引先についていくのに必死でした。従業員が増えるにつれて、福利厚生や就業規則の整備、企業活動を世間一般に広く知ってもらう必要性が出てきました。そこで、10年ほど前にホームページを開設し、キャッチコピーを作りました。包装用品販売チェーンストア「パッケージプラザ」のフランチャイズになり、初の店舗経営に乗り出した頃です。2021年10月に他界した兄の跡を継ぎ、社長に就任しました。


会社のキャッチコピー【色んな「包む」を提案する】には、私のパッケージングに対する想いを込めました。

「物を包む」という行為には、さまざまな目的があります。例えば、ナイロン袋やレジ袋を使う時は、「水濡れを防ぐ」「油汚れを防ぐ」「臭い移りを防ぐ」など、機能面を重視することが多いでしょう。一方で、贈り物を美しく見せたい、大切な物を守りたいといった、情緒的な価値を重視する場合もあります。

パッケージングは、使う側の気持ちや考えを提供する側も理解し、共有してこそ成り立つサービスで、さまざまな想いを包み、受け取る方に届けることが私たちの使命だと考えています。

10年前の私に伝えたいこと

10年前は初めての店舗運営に四苦八苦していました。店舗の運営をするほか、これまで通り総務事務や人事の仕事も行い、売り上げを上げるために飛び込み営業をしていました。苦しいこともありましたが、多くのお客様の声を直接聞くことで、お客様と一緒に考えながら提案していく仕事のおもしろさを知りました。「あの時、よく頑張ったね」と当時の自分を褒めてあげたいです。

10年後の私から現在の私へのメッセージ

早く引退したいと思っていましたが、まだ働いています。人生は理想通りには動いていかないものですが、その時直面した事を楽しんでやってきて良かったですね。バーチャル空間でのコミュニケーションが当たり前になった今でも、人と接し、人の気持ちを包む仕事は、きっとまだ見ぬ誰かにも通じていくはず、と信じています。

簡単貼るだけネイル体験《ネイルシール》a-fre(エーフレ)

昨年11月からECサイトにてネイルシールを販売しています。コンセプトは「Unusual」な日常を――。日常から少し離れたい「たまにはね」の気持ちを大切に。自分のことは二の次になりがちな世代や、仕事に追われる方々に、おしゃれの楽しさやキラキラした気持ちを取り戻してほしいという想いからスタートしました。オリジナルデザインの販売を目標に、展開していきます。

ジュエリーのような繊細な輝きを指先にプラス

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